
◆アジア・チャンピオンズリーグ ▽1次リーグH組 鹿島―水原三星(19日午後2時開始、国立競技場) 鹿島は、主将のMF小笠原満男(32)がACLを制覇し、クラブW杯(12月・国内)で元チームメートのDF内田篤人(23)が所属するシャルケ04を倒すことを宣言した。
MF小笠原が力を込めた。「試合をするにあたって不安はないですし、いろいろな困難があっても勝っていくというのが、この鹿島の伝統。明日も勝利したい」。震災後、初めての国内公式戦。ホームのカシマスタジアムは被災し、戦い慣れていない国立での試合になる。今も鹿嶋市内は余震が続き、地元・岩手も避難者が多数いる。それでも、「勝つ」と言い切った。
2つの目標がある。まずは12月のクラブW杯でシャルケ04のDF内田と対戦し、「やっつけたい」と掲げたこと。現在、シャルケ04は欧州CLで4強入り。欧州CL、ACL優勝クラブには、クラブW杯の出場権が与えられるため、ともに勝ち進めば対戦する可能性がある。「(シャルケ04に)負けないように、まずはうちもチャンピオンにならなきゃ」と誓った。
過去、シャルケ04へ移籍するべきか悩んでいた内田から相談を受けた。「若いうちに海外に行った方が良い」とアドバイスを与え、内田は「そのアドバイスがあったから、決断できた」と言う。移籍後も「ちゃんとやっているか」と関係者に伝言を託すなど、常に気にかける弟のような存在。内田が日本人初の4強入りを決めた今、兄貴分が負けるわけにはいかない。
2つ目は、被災した地元・岩手と、同県を激励に訪れているカズことFW三浦知良(横浜C)に勝利を届けること。小笠原の依頼をきっかけに、カズの訪問が実現。「カズさんが来てくれて、地元の人はみんな喜んでくれている。自分も行きたいけど、試合で行けない。せめて試合で勝って、喜んでもらいたい」。いくつもの勝たなければいけない思いを背負って、小笠原が国立のピッチに立つ
そうなってくれることを祈る
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